宝塚山手台 おすすめスポット

伝統と新しさが楽しめる、魅力満載のお菓子たち

寶菓匠 菅屋山本店

宝塚市山本東3-9-4
営業時間/9:00〜17:30
月曜定休日(祝日は営業)
Tel: 0797-89-0980
気品あふれる純和風の店構え。和菓子の大きなショーケースと、一瞬「おやっ?」と目を引く華やかなケーキが入った冷蔵のショーケースが。クリームや季節のフルーツがデコレーションされたケーキ、そして、わらび餅とプリンアラモードを組み合わせた「THEワラモ」や、モンブランが入った「マロン大福」、あん餅をパイで包んで焼き上げた「もちパイ」など、和菓子・洋菓子の垣根を取り払った、お洒落なお菓子がずらりと並んでいます。「和・洋それぞれのいいところをミックスしています。今の時代に合うお菓子を追求して、こういう形になりました」と代表の菅井輝和さん。
洋風の和菓子や和風の洋菓子など、ここでしか味わえない斬新なお菓子が季節ごとに登場するとともに、栗むし羊羹や三笠、みたらし団子など定番の和菓子まで、多彩なラインナップに圧倒されます。生菓子、焼菓子合わせて年間100種類以上が店頭に出るとのこと。もちろん贈答用の格式ある和菓子も種類豊富で、看板商品の「金覆輪」は大粒の栗を十勝小豆で包み、さらに手芒豆や卵黄、栗の実から作る生地で覆いくるんだ、自然の恵みが存分に堪能できる一品。風味豊かな2層の餡が口の中ですっと溶けて、後味の良い甘さと栗の旨みが見事に調和し、やさしい気持ちになれるおいしさです。
「甘いお菓子は、ほっこりと幸せになれる心のビタミン剤」という菅井さんは、小さな頃からご両親の営む和菓子屋さんを手伝い、お菓子とお客様の笑顔に囲まれて育ちました。白衣の袖に刺繍された「喜心」の文字は、心からお客様に喜んでほしいという願いから。「作り手の心がお菓子に伝わると思います。毎日、お客様の喜ぶ顔だけを思い浮かべて、穏やかな気持ちで作っています」と、若い職人さんたちにも、楽しく、元気よく、お菓子作りに取り組むように指導しているそうです。
お客様は長年通っておられる常連の方から、噂を聞いて阪神間から車で来られる方まで様々。「山手に新しい家が増えたので、若い方もたくさん来てくださるようになりました。甘さを控えたお菓子も揃っているので、男性のお客様も少しずつ増えています」とのこと。地方発送や贈り物で受け取られた、遠方の方から、「おいしかった」という手紙が届くこともあるそうです。中山店と山本店の2店舗があり、最近リニューアルした中山店は、ジャズが流れる和モダンな雰囲気。店内には、京都の酒蔵で300年間大黒柱として使われた、けやきの木でできたベンチがあります。「ありがたいことに、百貨店や商業施設からも、店を出しませんかと声をかけていただいています。ですが、今のところ、これ以上の拡大は考えていないんです。本当においしいものを作ろうとしたら、時間も、材料も、人材も限界がありますから」と、どこまでも真摯な姿勢でお菓子作りに向きあう菅井さん。柔軟な発想とお菓子に対する深い愛情。これからもますます目が離せないお店です。
接客にマニュアルはなく、若女将 恵美さんも「一人ひとりのお客様にお喜びいただけるよう心をこめて、臨機応変に応対させて頂いております。」と、お買い物を済ませたお客様と楽しそうに会話を弾ませます。